スパッカナポリのおすすめピッツェリア
今日は授業で偶然知り合った日本人の男の子に、イタリア人の友達を紹介してもらいました。そして流れで夕飯に!!
その男の子は、日本にいる間にタンデムラーニングのアプリ(外国語学習のために違う国の人同士が話すやつ)で知り合ったんだとか。私もやっとけばよかったなぁ〜。
オススメのピッツェリアがある!と言うことで連れて行ってもらったのは、悪名高いスパッカナポリのど真ん中でした笑
ほとんど初めて歩く、夜のナポリ。
人がたくさんいて明るくて、外国人一人だと怖いけど、そうでなければ大きな危険もなさそう。
そしてこちらが今夜のピザ。どーん!
Silianaという豪華メニューのピザを注文。南部チーズ、水牛モッツァレラ、ナス、キノコ、バジル、トマトがたっぷりと載って€7。頑張ったけれど4分の3が限界でした(°▽°) 超でかい
この2週間では一番の味。皮が香ばしく焼けててもちもちで、おいしい〜)^o^(
ちなみに言えばお持ち帰りもさせてくれます!
お店の名前は"Pizzeria Vesi"
場所はスパッカナポリ2本目の通りのちょうど中央くらい。Chiesa della Santa Croce di Luccaの前です。
ちなみに一番安いマリナーラは€3。
二階席もあって、広くて綺麗ないいお店でした♫
ビールの美味しさが分からない人へ。
日本にいたとき、私はビールの美味しさがまるで分かりませんでした。
酒はわりと強い方です。ビール好きな方に付き合って飲んでいると、中瓶2本くらいなら簡単に空きました。苦味も、初めは苦手だったけれどいつのまにか克服していました。
しかしそれでも、ビールが飲みたい!とか、ビールがうめぇ〜!とは思ったことがなかったのです。
それが、イタリアに来て変わりました!
イタリア人は昼間からお酒を飲むことがよくあります。だからと言ってみんな酔っ払って仕事をするのかというとそんな事はなく、飲んでませんけど?というような顔で普通に歩いています。というか、ナポリの中心地で昼間から酔っ払おうもんなら速攻で車に轢かれます。
世代や人によっていろんな考え方、飲み方があるでしょうが、基本的にはみんな酔うためではなく食事を楽しむために飲んでいる感じです。
そう、食事。
こちらの食事とビールはなぜか猛烈に、合うのです。
同じ原材料の麦を使っているからか、お酒に合わせて料理を改良していった結果か分かりませんが、、、
まずピザにビール。(ピザとワインはあまり合わせない)
香ばしい生地を、ビールの旨味が絶妙に引き立てます。生地が厚くて口の中の水分がとられがちなナポリピッツァも、ビールを少量口に含んで食べると食べやすく、かつピザの味が薄まったりすることもありません!水と食べるより明らかに美味しく、ペプシと食べるより素材の味をより楽しめるのです!強烈な日差しの下を歩いて汗だく、暑い盛りの午後2時、ピッツェリアで冷えたビールを飲みほす。日本でも夏におじさんがぷはーっ!と飲んでいるのをよく見かけますが、やはりビールは夜の飲み会ではなく昼に飲んでこそその真価を発揮するのです。(あ、酔いやすくなるので一緒にお水も頼みましょうね。大抵有料ですがペットボトルで出てくることが多いので余ったら持ち帰れます)
それから、ワイン。こちらでは安いレストランならフルボトル€3.5程でそこそこ美味しいものを出してくれます。これもこちらの料理によくあいます。
考えてみると、日本食は基本塩、醤油、砂糖、みりんを用いて味付けますが、こちらではほとんどが塩。あと胡椒などのスパイス。あまり味をつけるという感覚ではなく、塩気や辛味を調整する程度のような気がします。そこにワインを合わせると、ワインが調味料の1つのような働きをしてくれます。酸味、甘味、渋み。全て含んだワインあってこそ、イタリア料理のシンプルな味付けが光るのかもしれません。
とはいえ、これって逆にお酒の弱い人には辛い所かもしれませんね(^^;;
ちなみに私は日本では断然日本酒派でした。飲み比べとか心から愛してました。帰って飲むのを今から楽しみにしています。
おまけ。よく飲むイタリアのビールがこちら。ペローニ!苦味が軽く飲みやすいですよ(^^) ラガータイプもありますがオススメはこちらの緑のボトル。
初めての授業
ようやく学校が始まります。
友達はまだ自分のチューターと数人の日本人だけ。イタリア語はほぼほぼ聞き取れない。教室の場所もわからない。
どうすればいんじゃぁぁぁあぁ!!!
と、不安に思っていたのですが、結論から言うと友達出来ました。
まず、朝イチの授業。
イタリア人のことだからどうせ10分くらい遅れて始めるんでしょ〜?と思って時間ぴったりに行くと、教室はすでに、ま、満杯、、、(←初回授業なので当たり前) きっちり時間通りに始まり、何人か遅れた人はいたものの終了時間まできっちり講義がありました。
大学のちゃんとしてる度、舐めてました。
ただこれは人文科全体の人が取るので人数も多く、その割に知り合いも日本語を話す人もほとんどおらず、内容もよくわからず、、、不安を掻き立てる結果に。
次の授業は夕方からだったので、その間街をぶらついてテイクアウトのピザを食べたりしていたのですが、その間も周りの人がみんな友達といるのに自分だけ一人だなぁと落ち込んでしまいました(^^;;
夕方からの授業は、日本で一度会ったことがある先生の担当授業。しかも内容は日本近代史。
イタリア語で親藩、譜代、外様をなんて言うかわかります?Parenti, Ereditari, Esterniですよ。初耳。普通に生きてたら一生言わない気がする。
イタリアで日本の歴史やって意味あるのかなーと思いながら行ったのですが、結果的には大当たりでした。基礎知識は周りよりあるくらいなのでちょっとした単語からでも理解が広げやすく、これ人名か用語か一般単語か分からないんだけど?なんて事にもならず。ペラペラに話せる人は大丈夫でしょうが、語学に不安があるならテーマをこれくらい身近なものにする方がいいのかも。
しかもこの授業、日本語専攻の学生が多いです。
ここで、留学してまで日本語話してどうするの、と思う人がいると思います。私も思っていました。
でも来てから実感しました。日本語専攻の学生の良いところは日本語を話せることではなく、日本人に関心を持ってくれることです。自分の能力アップや日本の話題を話すことを目的に、こちらに構ってくれるのです。話し方は英語と日本語とイタリア語を混ぜたごちゃごちゃな状態ですが、それでも興味さえ持ってくれたら会話はできます。
これが日本にそもそも関心のない相手だとずいぶん難しくなります。そもそも一目見て外国人とわかる相手、しかも見た目はチネーゼ(中国人)。ナポリでも人種ごとの住み分けが明確になされており、中国人は集まって居住区を形成しています。基本、西洋人は彼らと深い関わりは持とうとしません。なのでグループワークなどがもしなければ、こちらからかなり強引に話しかけなければ関わりは作りにくいです。その上語学が微妙となると、、、本当に難しそう。
授業が終わった直後私に話しかけてくれたのはアンドレア君という一年生でした。明るい黄色に"I♡人類"と書かれたナイスなティーシャツを着ていました。話をしてユーチューブの動画を見て、Facebookを交換してまたねの挨拶をしました。
人と歩くって良いものです。友達がいるって良いものです。初日にこれは運が良かったんだと思います。奇跡に近い。
でも次回は奇跡じゃなく、自分から話しかけて友達が作れることを目指します(^-^)
イタリア留学の持ち物リスト
こちらに来る際、私が実際に作った持ち物リストの改良版を公開します。いろいろなサイトから情報を集めましたが反省点も多かったので、参考になれば幸いです。
1.持ち物 (手荷物)
□パスポート、ビザ(VISTO)
□航空券(Eチケット)
□クレジットカード(VISA)←最低1枚、不安な場合はVISA以外にもう1枚
□学生証
□国際学生証(留学期間後に旅行する場合など、割引があるので便利)
□現地大学の入学許可証
□留学保険証書
□パスポートサイズの写真数枚
□その他の重要書類
□印鑑と朱肉
□外貨10万円分(渡航後の生活費として)
□日本円3万円分(緊急時&帰国時の費用)
□パソコン(有線ネット用ケーブル、充電コード、変圧器、マウス)
□携帯電話(現地で新たに買うとしても、それまでの緊急連絡用に持っておく)
□モバイルバッテリー(充電済)
□コンセント形状変換プラグ(C型)2個
□筆記用具(ハサミを抜くこと)
□最低限の化粧品(航空規定通り透明の袋に入れて)
□U字型まくら(空気式)
□ポケットティッシュ(紙がないトイレもある)
□現地の日本語の旅行ガイド(暇つぶしにも。おすすめは"地球の歩き方")
2.持ち物(スーツケース)
□辞書
□日本の学校の便覧など、単位確認できるもの
□ノート
□現地語の文法書、会話書
□下着1週間分
□ボトム5枚程度(女子はパンツの方が無難)
□トップス夏冬、各5枚程度
□コンパクトなパーカー(何かと便利)
□折り畳み傘
□薬(風邪薬、胃腸薬、解熱鎮痛剤、抗生物質、虫刺され薬、バンドエイド、栄養剤など)
□体温計
□タオル
□数回分のシャンプーなど。硬水では泡立ちが悪くなることもあるのであくまで落ち着くまで用。
□爪切り(意外と見つけにくい)
□虫除けスプレー
□かみそり
□化粧品などの残り
□洗濯ネット(現地にはあまりない)
□だしの素
□カレールー
□趣味のもの(私の場合は画材)
3.持ってこようとしたが置いてきたもの
△電子辞書(イタリア語が入っていなかった。紙辞書派でsim現地購入の場合は特に必要なし)
△変圧機能付きドライヤー(現地で安く手に入る)
△コート(重い)
4.持って来ればよかったもの
□パスポート、重要書類の現物コピー(データではなく。)コピーを増やすのは簡単だがパソコンからプリントアウトするのは大変。
□アルバムや手紙
□菜箸、箸(料理する人へ。まず売ってない!)
□チューターの人たちへのお土産(ジブリは大体外れない。ちょっとしたものでok)
ちなみに私のスーツケースは1週間用ハードタイプ。容量的には服を圧縮すれば問題ありませんでしたが、重さが20kgまでの規定だったため色々と削りました。服は実際もっと多かったのですが、ファストファッションの店はあるので少なめにすることをお勧めします。1年くらい少々服が足りなくとも何とかなりますしイタリア人は服がワンパターンなことなんてそんなに気にとめません(人によりけり)
スーツケースの重量制限は、少々オーバーしていても見逃してくれることが多いです。グラム単位で削って後悔することのないように、いざとなったら空港で必要性の薄いものだけ出せるようなパッキングが理想でしょう。
とにかく、現地で手に入らないものと当面の生活に必要なものを重点的に詰めましょう。
ちなみに日本食関連で言うなら、すしと醤油は手に入ります。米も日本米に似たものはわりとあります。無いのは味噌。お茶を飲む習慣もイタリアには無いので、不安な人はお茶パックがオススメです。風邪をひいたときが辛いと思うのでレトルトおかゆなんかも良いかも。
ただ、美食の国なので基本的には困らないかと思います(^^;;
いざ、空港での入国審査(ローマ)
やっとの報告ですが、10日前の2016年9月21日、無事にナポリに到着しました。
今は大分生活も落ち着き、学校が始まるのを待つばかりとなっています。
そこで空港での手続きなどを振り返り、ここでまとめてみたいと思います。
イタリアに留学する人、もしくは旅行者の方もぜひ参考にしてみてください。
まず航空会社についてですが、私は香港のキャセイパシフィック航空を利用しました。ここは業界内での評価もなかなか高く、非常にコスパのいい旅を提供してくれたと思っています。
到着先はローマのフィウミチーノ空港。
実際はこの名前はあまりメジャーではなくて、むしろレオナルド・ダ・ヴィンチ空港という別称の方がよく使われていたりします。
飛行機が着陸後、地面に降り立つと、すぐ目の前までシャトルバスが来ていてすぐにそれに乗り込み空港内に向かいます。
始めはサーモグラフィーによる体温検査です。ここは特に面倒なことはなく、ゲートを抜ける人をモニタを越しに何人かの係員がチェックしています。
一斉に流れる人波に乗って進んでいくと、間もなく右手にエスカレーターがみえ、transitの文字が下がっています。
これは入国審査なしで乗り継ぎを行う人用のロビーにつながっていますので、無視して先へ。
すると大声で叫ぶ係員が現れます。
旅行者はここでまず、EU国籍かそうでないかに分けられるのです。
私の場合、係員のお姉さんは「EUパスポートをお持ちの方は私についてきて!」と言っていたので、そのまま通り過ぎました。わからない場合はアジア人が多い方に流れましょう。
するとすぐ、正面に人の列が見えます。これが入国審査の列です。
かなりの人数がいて辟易するかもしれませんが、普通は比較的スムーズに列は流れます。何時間も待たされるというようなことはありません。
ただし、念のためトイレに行っておくことはお勧めします笑
列の右手に大きなトイレがありますので、そこを利用しましょう。
ついでに貴重品等の荷物整理も行うべきです。
私はそれまでカバンに入れっぱなしていた日本円とカードを腰のセキュリティポーチにしまいこみました。
大事なことですが、イタリアはトイレが充実していません。
綺麗なところが少ないのはもちろん、タダで使えるトイレの数自体が少ないです。
ここは数少ないチャンスと考え、入国の準備を整えましょう。
入国審査の列は途中でさらに2つに分かれます。ビザ保有者とビザなしの短期滞在者です。
残念ながら短期滞在者の入国審査内容は私には分かりませんが、ごくごく一般的で簡単な内容だと思われます。
と言うのも、初めの人数的には短期滞在者の方が多かったはずなのですが、窓口の数が1つ2つ多かったせいかそれとも審査員の性格のせいか、ビザありの私たちよりずっと早く列が消えていったからです。特にトラブルがあった人も見受けられませんでした。
一方ビザありは時間がかかりました。途中で短期用も解放され、6つほどの窓口をフルに使って対応していましたがそれでも20分近くは待ちました。
とはいえ質問が厳しいわけではありません。(少なくとも日本人学生にとっては。)
パスポート、ビザ、滞在先の住所をしっかり揃えておけば大丈夫です。
わたしの担当者は(イタリア人にはありがちなことに)やる気ゼロの顔でちらっとパスポートとわたしの顔を見比べ、何も聞かずに書類を投げ返してくださいました笑
チャオ、ペルファボーレ!と必死に振りまいた愛想もガン無視です(*^^*)怒
日本のパスポートの威力か学生ビザの力か分かりませんが、とにかく心配することはないと思います。
国や持ち込むものによって、機内で税関シートを書いたり入国シートを書いたりということもあると思いますが、結局わたしの場合は特に何も提出しませんでした。
こうして入国が済むと、スーツケースの受け取りゾーンに進めます。
これが意外に広く、8レーンくらいあるので気をつけて。各レーンの電光掲示板に発着空港と便名が出ますので、それを頼りに探しましょう。
もしものときはLost Baggageのカウンターがすぐそばにあります。
無事荷物を受け取れたら、いよいよ到着ロビーです。
実はここが結構修羅場。
日本人旅行者と見るとタクシー!タクシー!と言いながら顔を覗き込んでくる人が大量に待っています。出口から少し離れればひとまず大丈夫なので、無視して逃げてください。タクシーに乗る場合も、一旦逃げてから乗り場で正規タクシーを見つけた方が安全です。
ここからローマテルミニ駅に向かう人は、案内板の表示に従ってバス乗り場か鉄道へ。
ちなみに私は鉄道の特急利用でした。案内板の出口から出て、道を一本渡った右側に駅がありました。
空港もフィウミチーノ駅も、エスカレーター完備でスーツケース持ちに優しい作りだったのが嬉しいところです。
こちらの電車や駅やその他もろもろについても、またお伝えします。
イタリア国旗の意味〜フランス旗との関係は?〜
イタリア三色旗、パッとイメージできますか?
レストランやファッションブランドのおかげで日本人にはとても身近に感じられるイタリアの旗ですが、その歴史はなかなか知られていないもの。
ここでは色に込められた意味について解説します(*^^*)
お馴染みのこの旗。
これ、イタリア語ではTricolore(トリコローレ)と呼ばれます。
なんだか聞き馴染みがありませんか?
日本では、フランスの🇫🇷Tricolore(トリコロール)が有名ですね。
Tri はイタリア語、フランス語ともに「3」を意味する tre から来ています。colore は英語の color、つまり「色」です。
元の綴りが同じなのに違う名前?
フランス語では e を「ウ」と発音することがあるのに対し、イタリア語はローマ字読みに近く e は「エ」と発音するので、同じ綴りでも読み方が変わるのです(ややこしい!)
ちなみに赤青白の組み合わせをトリコロールカラーと呼んでいるのをたまに聞きますが、これは直訳すると「三色色」になるのでちょっと変ですね笑
さて、ここからは現代イタリア国旗をトリコローレと呼ぶことにします。
トリコローレのそれぞれの色に込められた意味は次の通りです。
緑・・・豊かな国土と自然
白・・・正義と平和
赤・・・愛国者の血と熱情
緑なんかは自然好きで散歩好きなイタリア人の性質をよく反映していますし、赤の熱情もいかにもって感じですね。
ちなみにフランスのトリコロールの意味は、自由・平等・博愛です。
2つの旗には深い関係があるので、これをそのままトリコローレに当てはめて解釈する場合もあります。
この関係についての詳しいことは次回の記事で紹介します。
ちなみに、全く関係ないような国でもこの色使いには一定の法則があるようで、たとえば日本の日の丸の意味は
赤(紅)・・・博愛、活力
白・・・純潔、神聖
だそうですよ!
これらの国旗はとてもシンプルだけど、込められた意味は幅広くて国民性をよく表しているなと思います。
ナポリタンとナポリの関係
私がナポリに行くんだと話すと、10人中7人くらいはこう言います(笑)
日本から見ると遠くてイメージもつかみにくくて馴染みのない街・ナポリ。
一方、ほとんどのレストランにあって子供から大人まで大人気のメニュー・スパゲッティナポリタン。
この2つの間には濃いようで薄い、薄いようで濃い不思議な関係がありました。
まず、割と有名な話ではありますが、ナポリにナポリタンはありません!
正確に言うと、日本の純喫茶で出てくるような鉄板ナポリタンはないのです。
あれは日本で長い時間をかけて生み出された料理で、 発祥は横浜のホテルニューグランドだと言われています。
(ちなみにこのホテル、シーフードドリアやプリンアラモードの発祥地でもあるのだそう。
その創作意欲というか、アレンジ力にはびっくりですね〜。)
ただし、ニューグランド時代のナポリタンは現在のものとは違いって生のトマトやオリーブオイルを使用した、本格派トマトソースパスタだったそうです。
それが色んなところで真似されるうちに簡略化されて、手に入りやすいケチャップが使われたり彩りあざやかなピーマンが加わったり、アツアツを食べられるよう鉄板に乗せられたり、たくさんの人のアイディアが詰め込まれて今の形になったんですね。
ではどうしてそのトマトパスタはナポリタンと名付けられたのか??
これには諸説ありますが、どうやら由来はイタリア語ではなくフランス語のようです。
当時から既にフランスでは、トマトソースのパスタをナポリ風と呼ぶ習慣がありました。
(ちなみにピッツァ・マルゲリータはナポリ発祥の料理ですが、そちらもトマトソースをメインに使っていますよね。
ナポリとトマトの間にもまた別の深い関係がありそうです。)
そして、そのナポリ風パスタというフランス語の呼称をニューグランドのシェフがそのまま引用したのです。
確かに考えてみると、純粋なイタリア語ならgli spaghetti napolitano(グリ スパゲッティ ナポリターノ)となるはず。
ただ、フランス語だと考えてもnapolitane の発音は ナポリテーヌ になるはずなので、これを日本人が馴染みやすいよう明瞭に、かつアメリカ英語の読みに合わせて改良した読み方がナポリタンだったのでしょうね。
これ、ざっくり簡単に説明できるようにしたいな、微妙に複雑だけど笑