イタリア国旗の意味〜フランス旗との関係は?〜
イタリア三色旗、パッとイメージできますか?
レストランやファッションブランドのおかげで日本人にはとても身近に感じられるイタリアの旗ですが、その歴史はなかなか知られていないもの。
ここでは色に込められた意味について解説します(*^^*)
お馴染みのこの旗。
これ、イタリア語ではTricolore(トリコローレ)と呼ばれます。
なんだか聞き馴染みがありませんか?
日本では、フランスの🇫🇷Tricolore(トリコロール)が有名ですね。
Tri はイタリア語、フランス語ともに「3」を意味する tre から来ています。colore は英語の color、つまり「色」です。
元の綴りが同じなのに違う名前?
フランス語では e を「ウ」と発音することがあるのに対し、イタリア語はローマ字読みに近く e は「エ」と発音するので、同じ綴りでも読み方が変わるのです(ややこしい!)
ちなみに赤青白の組み合わせをトリコロールカラーと呼んでいるのをたまに聞きますが、これは直訳すると「三色色」になるのでちょっと変ですね笑
さて、ここからは現代イタリア国旗をトリコローレと呼ぶことにします。
トリコローレのそれぞれの色に込められた意味は次の通りです。
緑・・・豊かな国土と自然
白・・・正義と平和
赤・・・愛国者の血と熱情
緑なんかは自然好きで散歩好きなイタリア人の性質をよく反映していますし、赤の熱情もいかにもって感じですね。
ちなみにフランスのトリコロールの意味は、自由・平等・博愛です。
2つの旗には深い関係があるので、これをそのままトリコローレに当てはめて解釈する場合もあります。
この関係についての詳しいことは次回の記事で紹介します。
ちなみに、全く関係ないような国でもこの色使いには一定の法則があるようで、たとえば日本の日の丸の意味は
赤(紅)・・・博愛、活力
白・・・純潔、神聖
だそうですよ!
これらの国旗はとてもシンプルだけど、込められた意味は幅広くて国民性をよく表しているなと思います。